オンラインカジノは海外を中心に数を把握しきれないほどの数が存在しています。しかし、長期間に渡り運営を続けていけるのは、全体で見ると極少数です。
運営資金が底を尽くのが一番多い閉鎖理由ですが、一部地域で採算が合わない場合に、エリア限定でサービスを終了するケースもあります。
また上記理由とは別に、近年のオンカジブームに乗じて夜逃げするサイトが多くなっています。
この記事では、この2~3年内に閉鎖したオンラインカジノをリスト化して紹介し、閉鎖しやすい傾向にあるオンラインカジノの特徴を解説。
ページ後半では、利用するオンラインカジノの急な閉鎖によって、損害を被らないための対策について触れていきます。
閉鎖したオンラインカジノ
冒頭の通り、オンラインカジノの閉鎖有は様々です。
この項目では、近年閉鎖を決定したオンラインカジノを、閉鎖理由を加えてリスト化しています。
カジノ名 | 閉鎖年 | 閉鎖理由 | 運営ライセンス |
ワイルドジャングルカジノ | 2023年11月 | 不明(決済トラブル?) | カナワケ |
BAQTO | 2023年11月 | 悪質な閉鎖疑い | キュラソー |
カイジベット | 2023年未明 | 不明 | キュラソー |
バニーカジノ | 2023年未明 | 不明 | キュラソー |
ハチスロ | 2023年9月 | 業績不振 | キュラソー |
リンクスベット | 2023年9月 | 業績不振 | マン島ゲーミングライセンス |
ロイヤルムーン | 2023年6月 | 業績不振 | キュラソー |
うみうみカジノ | 2023年未明 | 業績不振 | キュラソー |
ハッピースター | 2023年5月 | 業績不振 | NCGAC |
スプリーモ | 2023年3月 | ラッキーブロックにブランド変更 | キュラソー |
ミニーカジノ | 2023年未明(その後復帰と閉鎖を繰り返す) | 悪質な閉鎖 | キュラソー |
カジノカジノ | 2023年未明(その後復帰と閉鎖を繰り返す) | 悪質な閉鎖 | キュラソー |
セブンスターカジノ | 2023年未明 | 悪質な閉鎖 | キュラソー |
クラウンカジノ | 2023年未明 | 悪質な閉鎖 | パクゴー |
エガオン777 | 2023年2月 | 業績不振 | パクゴー |
ギャンボラ | 2022年10月 | 業績不振 | MGA |
luc888 | 2022年未明 | 不明 | 不明 |
チェリーカジノ | 2022年10月 | 業績不振 | MGA |
歓楽聖域 | 2022年1月 | 悪質な閉鎖 | パクゴー OSP19-0042-3-C |
マネキャッシュ | 2022年未明 | 悪質な閉鎖 | キュラソー 365/JAZ |
横綱カジノ | 2021年末 | 悪質な閉鎖 | キュラソー 1668/JAZ |
カシュミオ | 不明 | ターボベガスへ統合 | マルタ共和国 |
777Betz | 2022年1月31日 | 業績不振 | キュラソー 8048 / JAZZ2015-035 |
まね吉 | 2021年2月12日 | 業績不振 | マルタ共和国 MGA/CRP/178/2009-1 |
閉鎖することが決して悪い事ではありません。しかし、「歓楽聖域」、「マネキャッシュ」、「横綱カジノ」など、プレイヤーへの事前告知なく閉鎖するカジノもあり、このようなオンラインカジノに入金をしてしまうと、返金が行わないまま夜逃げされる危険性があります。
このように、新規カジノには悪質な詐欺サイトが含まれるので注意が必要です。
参考:日本サービスを終了したオンラインカジノ
ちなみに、完全閉鎖はなくとも、日本語サービス向けの業績が振るわず、一部サービスを撤退するオンラインカジノもあります。
日本語サービスが無くなった場合、日本サポートが利用できくなるといった一部サービスの停止や、居住地域によってアカウント開設が出来なくなるなどの影響があります。
日本語サービスを終了したオンラインカジノ
- タイガーリッチズ
- カスモ
- カジノフライデー
- カジビー
- ラッキーカジノ
- ベットティルト
- ワンダリーノ
- メタルカジノ
- カクカジ
- ラッキーデイズカジノ
- ワイルズカジノ
- ラッキーブル
- カジノメガ
ここ1~2年の間にも、上記のように、日本語サービスを開始したオンラインカジノが市場を撤退しています。
一方、サービス停止から復活するカジノも
複数のカジノブランドを運営する企業では、業績が回復することにより、一時的に終了していたサービスを開始することがあります。
最近の例では、ネストリングコーン社の『ジョイカジノ』や『カジノエックス』です。
ネストリングコーン社は他にも『ボンズカジノ』や『テッドベット』といった日本語ページを用意しているiGamingサイトを運営しており、市場参入に成功しています。
ジョイカジノ、カジノエックスが再開したのも、このためと考えられます。
再開したオンラインカジノは、基本的に旧アカウントを持っていれば、同じID、パスワードで再開できます。
ID、パスワードを忘れた場合は、二重登録防止のためサポートに連絡を行ってから、必要な場合に新規プレイヤー登録をしましょう。
プレイヤーが行うべきオンカジ閉鎖対策
オンラインカジノの閉鎖は、通常であれば1か月前にはメールで告知され、ユーザーアカウントの残高返金作業に移ります。
ただ、残念なことに、先に記した「歓楽聖域」、「マネキャッシュ」、「横綱カジノ」のような”最初から閉鎖することを決めて運営している詐欺まがいのオンラインカジノ”が一部存在します。
このようなオンラインカジノに引っかからない為、または、日本市場を撤退してしまうカジノを選ばない為に、普段からどの様な点に気を付けておくべきか、急な環境変化に対応できるための対策を紹介します。
実績のないカジノに資金を残さない
我々ユーザーにとって怖いのは、運営終了の告知なしにいきなりサイトにアクセスできなくなることです。
悪質なカジノは、何の告知もなく急にサイトにアクセスできなくなるため、運営歴が浅く、実績のない運営企業が管理しているカジノアカウントに大きい金額を預けておくのは大きなリスクです。
サポート微弱のカジノを選ばない
一括りに日本語サポートと言っても、日本人スタッフが対応しているか、そうでないかでサポート面が随分違います。
日本マーケット向けの日本人マネージャーを置くオンラインカジノは多いですが、サポートスタッフにネイティブな日本人を雇わず、数名の外国人が日本語で対応しているオンラインカジノは、まだまだ発展途上ですし、日本市場進出への本気度がみれません。
この様なカジノは、売上が上がらない理由を外部のせいにしがちです。結果、市場撤退するカジノが後を絶ちません。
最低3年以上の運営実績・姉妹カジノを優先する
日本のオンラインカジノ市場は、2015年を皮切りに2018年~2021年をピークに一大ブームが起こりました。
これが原因で、非常に多くのオンラインカジノが設立、或いは市場参入したため、新規プレイヤーにはどのカジノがいいかを選びづらくなっています。
一方、ベテランプレイヤーには、過去に利用したカジノではなく、新規カジノにさらなる期待と願望があるようです。
しかし、新規カジノには得体が分からない運営会社もありますし、よくわからない状態で主戦場にするのは一定のリスクを伴います。
やはり、運営実績を最優先でオンラインカジノを選ぶべきでしょう。そうすれば、閉鎖や市場撤退による不利益のリスクを避けれる可能性がグンと上がります。
また、新規カジノでも、既にある程度の運営実績のある会社が管理する姉妹ブランドであれば、選ぶ価値があるといえます。
まとめ
オンラインカジノを遊ぶ上では、カジノ側の事情による閉鎖や撤退といった問題に巻き込まれる可能性が少なからずあります。
閉鎖や市場撤退を決定したオンラインカジノは、一か月前にはプレイヤーにその旨を告知し、一定期間の間返金期間が設けるのが通常ですが、昨今のカジノブームに乗じて資金を持ち逃げするオンラインカジノが一部存在します。
このため、オンラインカジノを選ぶ上で重視したいのが、運営実績と日本人向けサポートの充実度です。
オンラインカジノの運営歴は最低でも3年。10年以上あればなお良しです。
新規カジノの場合は、その管理会社が現在運営するカジノも調べておくと良いです。
サポート面は、カジノ各社によって充実度がかなり異なる点です。ネイティブな日本人スタッフによる対応がほぼ毎日受けれられる体制を取っているオンラインカジノを選ぶのが良いでしょう。
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